イタリア料理の魅力

南北にのびた個性豊かな土地。
20州それぞれに確かな
文化と伝統が宝石のように
詰め込まれている。


・ピエモンテ(北部)
フランスと接する、山間部でありながら
ロンバルディアの恩恵を受けることが
できる。尚且つ白トリュフ、栗、バローロ、
ジビエ、チョコレートといった如何にも
グルメチックな領域。「☆☆☆アル・
ソリゾ」がある。これ以北はパスタは消え
ポレンタ、豆のスープにかわる。

・ロンバルディア・エミリアロマ─ニャ(中北部)
ポ─川の恵みと山間部の酪農、牧畜に
よりキノコ、米、軟質小麦、ゴルゴンゾ─ラ、
パルミジャーノ、生ハム、バルサミコと満載。
「☆☆☆ダル・ぺスカトーレ」がある。

・トスカーナ・ウンブリア(中部)
バターとオリーブオイルが混在する
という意味で中部とした。なだらかな
丘陵地帯でキャンティ、豚牛の畜産、
黒トリュフが有名。観光都市も多い。

・ラツイオ・カンパーニャ(中南部)
この辺りから南は硬質小麦と水で作られた
乾麺、いろんな形のショートパスタが楽しい。
バターは影を潜めオリーブオイルにとって
かわる。モツアレラチーズも特徴的。もちろん
PIZZA激戦区。南の重鎮「アルフォンソ」がある。

・シチリア・プーリア(南部)
シチリアはいわし、ニンニク、辛子、ケッパー、ペンネ
といった印象が強く、オイリーだ。プーリア共に良質の
オリーブオイルがある。ワインもやや濃いめだろうか。
カジキ、ボッタルガ、オレンジ、レモン、いちじく、
サボテンなどひと味違う。




・サルディーニャ(南西部)
イタリア本土とはやや違う、日本で言ったら沖縄の
ような島情緒を感じる。ゆったりとした時が流れる。
歴史的に古いこの土地は景色もやや違う。ペコリーノ
チーズ、カラスミ、ドルチエ、伊勢海老、パンなど
魅力的な食材が多い。

※簡潔にするため知名度の高い州を取り上げています。

・リグーリア
コートダジュールにつながるリゾートから
岩肌に漁村が点在するチンクエテッレに
つながる。ジェノベーセ発祥。